Interview
Own Your Life
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安全な減薬 × 食事 × 運動で人生は立て直せる
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Amana’s Docter
Hirofumi
Nikaido


Journey
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アマナメンタルクリニック藤沢 精神科医|非常勤(木曜・土曜)
アマナメンタルクリニック藤沢
精神科医|非常勤(木曜日・土曜日)
二階堂 洋史
にかいどう
ひろふみ
内科・心療内科・精神栄養学・スポーツ医学といった複数領域を横断し、身体・食事・運動・生活リズムと心身のつながりを総合的に評価する統合医療を実践する。
一方でバックパッカーとして世界を旅し、音楽活動に親しみ、フルマラソンやトライアスロンにも取り組むなど、多彩な経験を持つ異色の医師。
減薬と人間本来の回復力を引き出す治療を重視し、患者が自分の足で人生を歩けるよう支援することを理念としている。
Profile
For a Perfect day
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About
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医師になったきっかけ
バックパッカーが医師の道へ
—— 医師をめざしたきっかけを教えて下さい。
始まりは、全然立派な理由じゃないんです(笑)もともと旅が好きで、いわゆるバックパッカーとして世界中を回っていました。音楽も好きで、興味のあることにはとことん没頭するタイプでしたね。
ただ、企業勤めのような働き方の場合「一年旅行して戻ってきます」という事は難しいと思います。でも医師の場合は、少しブランクがあっても、勉強を続けていればまた現場に戻りやすいと思います。「好きなことを続けながら生きるには、医師という職業が合っている」と思ったんです。
テスト勉強はそんなに苦ではなかったですし、趣味にお金もかかるので、動機としては不純ですよね(笑)。

でも、根っこの部分には「困っている人の役に立ちたい」という想いがありました。医師という仕事には、診断を下したり、薬を出すかどうかを決めたり、時には切ったり縫ったりと、いろいろな権限があります。 つまり、人の人生の深い部分に関わることになる。それが、医師という仕事の本質であり、僕にとってのやりがいだと感じています。

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大事にしていること
患者さんの人生を第一に考えた診療
——診療の中で大事にしていることは何ですか?
自分にリスクがあっても、患者さんの人生がよくなる選択をすることです。たとえば僕は、できる限り薬に頼らないようにしています。
薬を減らすことには当然リスクがあります。もし患者さんに何かあったらその責任はすべて医師にかかってきますから。だから医師の中には「薬を出して終わり」という診療を選ぶ人もいます。また、医療の仕組み上、薬に頼った状態で通院が続くほうが、病院側にとって安定した収入になるという構造的な問題もあります。
でも僕は、「その人が自分の足で人生を歩いていけるように」という方針で診療しています。医師としての安全や売上げよりも、患者さんの人生全体が良くなることを何より大切にしています。

—— なぜ薬を減らす方針を取られているのですか?
薬はあくまで対症療法であって、根本的な治療にはなりません。過剰な服用は感覚を鈍らせ、問題の本質から目を背けさせてしまうことがあります。その結果、自分の感覚や感情と向き合う機会を失い、生きる意味を見失ってしまいます。
だから僕はまず、薬の副作用や役割について、医学的根拠をもとに丁寧に説明します。その上で、「それでも薬を出してほしい」という患者さんには薬を処方します。
でも「少しでも変わりたい」「自分の力で生きれるようになりたい」と思っている人には、医師としてリスクを取ってでも減薬の道を選びます。最終的に、薬に頼らず、自分の足で立てる状態を目指してほしいからです。
僕は常に、「患者さんの人生全体」を第一に考えて診療しています。

診療の様子
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治療内容と効果
薬に頼らない治療の驚くべき効果
—— では、薬に頼らない治療とは具体的にどんなものですか?
僕の治療の中心は「食事と運動」です。人間が精神に不調をきたすようになった背景には、定住し穀物を栽培する生活へと移行したことがあると考えています。
それ以前の長い時間、人間は狩猟採集生活の中で日常的に運動し、肉やナッツや野草など、自然界にある低糖質の食事を中心に暮らしていました。
しかし、小麦や米を得て定住するようになったことで、人は土地に縛られ、作物に依存する生活へと変わっていったのです。糖質過多の生活が始まり、肥満・糖尿・高血圧などの現代病が増え、その影響は精神面にも及んでいます。狩猟採集の時代には、そうした病気はほとんど存在しなかったのです。
だからこそ、少しでもその「人間本来の生活」に戻す。それが僕の治療です。

具体的には、肉中心の食事に切り替え、糖質を減らし、運動を日常に取り入れていきます。同時に、薬は少しずつ減らしていきます。 体が強くなれば、心も強くなる。多くの場合、これによって改善が見られます。
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安全な減薬

薬は急にやめず、体調の変化を見ながら段階的に調整します。
食事

血糖コントロールと栄養バランスを整え、脳と身体の土台を作ります。
運動

心の安定は身体づくりから。スポーツ医学の知見をもとに、個々人に合った運動を提案します。
—— 実際に効果が出た患者さんの事例を教えてください。
Aさんという30代の男性がいました。
躁うつ病の症状が強く、10年以上にわたり6〜7種類の薬を服用していました。
副作用も深刻で、日中は強い眠気があり、夜は失禁してしまうこともあった。薬で症状を抑えすぎた結果、身体の感覚や、生きている実感も失っているような状態でした。
Aさんにはまず、肉中心で糖質を抑えた食事を提案しました。体が慣れてきた段階で運動を取り入れ、同時に薬を少しずつ減らしていきました。もちろん、いきなりやめるのではなく、時間をかけて慎重に進めています。

その結果、体重は100kgから70kg台に。糖尿やコレステロール値も正常化し、躁うつの症状も改善しました。
ほとんど薬を飲まずに生活できるようになり、ご本人も「自分の人生を取り戻せた」と嬉しそうに話してくれました。医師として一番嬉しい瞬間です。
薬を減らすことは、医師にとって本当に勇気のいる選択です。それでも、「患者さんがよくなることを何より大切にする」それが僕の信念です。
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Vision
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この先のビジョン
多領域を統合した次世代の医療
—— 今後、どのような医療を目指していきたいですか?
これからの医療は「統合的な視点」が大事だと考えています。症状だけを追うのではなく、身体、心、生活リズム、食事、運動といった要素を総合的に捉え、そのつながりから本当に必要な治療を見極めていく。
僕自身、様々な診療科で学び、現場で経験を積んできましたが、最も結果が出るのは、この「統合的な視点」だと確信しています。

脳外科医としての一面も
これからもデータと経験を重ねながら、この「統合的な医療」をより多くの人に届けていきたいと考えています。

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終わりに
今苦しんでいるあなたへ
—— 最後に、これを読んでくださっている方へメッセージをお願いします。
たとえ今、深い苦しみの中にいたとしても、その困難を越えるための力はすでにあなたの中に備わっています。
ただ、病気の症状が強いときほど、そのことを信じられなくなり、「この先もずっとこのままかもしれない」と感じてしまうかもしれません。
けれど、苦しいのは弱いからではありません。今の状況に対して、心と身体が限界を知らせているサインです。
無理に頑張る必要はありません。まずは今の状態を整理し、身体と心の土台を整えるところから始めましょう。そして、何が負担になっているのかを見える化し、回復のために必要な順番を一緒に決めていきましょう。
大丈夫、明けない夜はありません。1つずつ整えていけば、回復への道は必ず見えてきます。
In Closing
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あなたが持っている本来の力を、一緒に一歩ずつ引き出していきましょう。
今日できる一歩でいい。立ち止まる日があってもいい。
変わりたいと願うあなたが安心して進めるように、僕はどこまでも伴走します。
あなたが自分の人生を取り戻すまで、僕は一緒に歩き続けます。
まずは話すだけでも構いません。あなたのペースで大丈夫です。 ぜひ一度会いに来てください。


By Hirofumi Nikaido
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